「SAD(South Africa Diamond)」は、アガベ・チタノタの選抜品種で、鋭く幅広な白い棘と、濃い緑の葉が特徴です。
南アフリカ発祥とされる系統で、血統によって葉に入るバンド(縞模様)や棘の出方に違いが見られます。
サボ島屋さんによれば、親株の違いによって株の雰囲気が大きく変わるため、それぞれを見比べる楽しさもこの品種の魅力のひとつとのことです。
かつては非常に希少でしたが、近年では台湾などでの増殖が進み、流通量は増えつつあります。
それでもなお、SAD特有の鋸歯の迫力と重厚なフォルムは、今もなお強い存在感を放っています。


